【目次】
●「人員計画が組めない」人海戦術の現場の課題
●解凍庫、トンネルフリーザー、省人化ラインの導入で解決
●生産工期の短縮、さらに2倍の生産性向上を実現
●費用対効果の実感と計画生産、増産体制へ
CASE
●「人員計画が組めない」人海戦術の現場の課題
●解凍庫、トンネルフリーザー、省人化ラインの導入で解決
●生産工期の短縮、さらに2倍の生産性向上を実現
●費用対効果の実感と計画生産、増産体制へ
株式会社ミック様は兵庫県神戸市を拠点にされる通開業ならびに水産加工業の会社です。このたびサケの切り身加工を行う新工場の竣工に伴い設備導入のお手伝いをさせていただきました。
以前の生産体制は入荷から出荷するまでに3日間必要でした。加工工程としては1日目で原料を入荷し解凍。2日目でスライス加工し冷凍させ、3日目で梱包・保管・出荷という流れで3日間の工程を約20人体制で作業されていました。解凍は冷蔵庫で行っていたため、解凍を始めるタイミング調整が非常に難しく人員計画が組みにくいという問題があり、スライス加工後は冷凍保管庫で1日かけて凍結していたためどうしても次の梱包工程への時間が空いてしまうという課題がありました。また工程間の移動が全て人力の為、作業員の方の身体的負荷も大きい点も課題でした。
当初は凍結装置についてのご相談でしたが【冷蔵庫の解凍】【保管庫の緩慢凍結】また、【手作業】の部分が多いことに着目し
① 計画的に解凍工程がプログラムできる「解凍庫」
② 急速凍結が可能性な「トンネルフリーザー」
③ 段ボールの自動作成やラインへの搬送、出来上がり製品の自動封函ラベラー等の「省人化ライン」
と入荷から出荷までの課題に対しガリレイグループで解決できることをワンストップで提案させていただきました。
製品自動搬送ライン
設備導入することで、3日かかっていた工程を2日に短縮することができました。1日目に原料入荷し、解凍庫にて解凍。プログラム解凍のため計画的に解凍工程を進めることができます。
2日目にスライス加工後、トンネルフリーザーで急速凍結をすることで大幅に時間短縮し、省人化ラインを導入したことで各ラインへの供給、完成品は無人搬送となりました。
課題であった「工程間の待ち時間」も無くなり工期を短縮し、結果生産量は2倍へ増幅。計画生産と生産性向上を同時に実現することができました。
トンネルフリーザー急送凍結の様子
今回の設備導入から1日の生産量向上により1日あたりの最大生産売り上げも伸長し費用対効果を実感いただいています。このことから今後の増産体制や生産調整にしても余裕が生まれ、ミック様の益々のご発展が期待されます。
お客様の声
VOICE
機械化、ライン化することによってオペレーションミスの防止や身体的な負荷の軽減、商品の品質向上にもつながっています。
新設備の導入が企業発展の鍵となると実感しております!
お客様プロフィール
PROFILE